台湾の地下鉄・電車・バスには「博愛座」という優先座席が設定されています。
博愛座とは、
- お年寄り
- 妊婦
- 体の不自由な方
- 小さなお子様連れの方
など配慮が必要な方が優先される座席です。
「空いていれば健康な人でも座っていいが、配慮が必要な人がいれば譲ってあげてください」という座席です。
それでも、台湾では「健康な人は博愛座には座らない」というのが暗黙のルール。
この記事では、
- 台湾の博愛座について
- 健康な人が博愛座に座っていると、どうなるか
をまとめました。
台湾の博愛座(優先座席)について
台湾の若者は席を譲る
台湾では混んでいても博愛座は空けてある。
若者がお年寄りに席を譲っている光景を目にする事が多くて驚いた。
と言う日本人が多いですね。
ここは日本人が見習うべきところだと思います。
博愛座に座ると、どうなるか
健康な若者が博愛座に座っていて、目の前にお年寄りや妊婦さんがいるのに席を譲らないと、どうなるか。
誰かに写真を撮られてネット(SNS)にアップされ、翌日のトップニュースになります。
台湾は人口が少ないので、国内ニュースが限られているんです。
そのため、どんなにくだらない事でもニュース番組で取り上げられてしまいます。
常に席を譲ってくれる訳ではない
台湾人と結婚して台湾で出産した、知り合いの日本人女性は
妊婦さんって席を譲ってもらえるのかと思っていたけど、
意外と譲ってもらえなくて大変だった
と言っていました。
もちろん、全ての台湾人が席を譲っている訳ではありません。
しかし、日本と比べると、たくさんの人が席を譲っている印象です。
日本と台湾では状況が違う
台北の地下鉄は日本と比べると路線が少なく、一つの路線で端から端まで乗っても50分くらい。
台湾はスクーター文化なので、地下鉄で50分かけて通勤している人はあまりいないんです。
大学生もスクーターで通学するか学校の寮に住む人が多いです。
地下鉄で移動するとしても、乗っている時間が短い人が多いんですよね。
「乗っている時間が15分くらいなら、ずっと立っていても平気」→席を譲る人が多い、という事です。
日本のように「地下鉄とバスを乗り継いで1時間半かけて通う」場合、自分も疲れているので座っていたいですよね。
「日本人は席を譲らない!悪い!」ではなく、社会状況が違うのです。
まとめ
郷に入っては郷に従え、という言葉がありますね。
その土地のルールというものがあるのです。
「台湾ではできるだけ博愛座には座らない」という心構えで行きましょう。
コメントをどうぞ
コメント一覧 (1件)
優先座席はそもそも電車やバスの会社が設置したもの
電車を止めないために設置している
骨粗しょう症の人が骨を折ったら長時間止める事になる
妊婦は基本的に健康だが破水して止めた事がある
若くて元気そうに見える難病の人が止める事もある
なので外見ではわからないので空けておくべき場所
元気な年寄が座る場所じゃない
電車やバスを止める可能性がある人が座る場所
立っている人が止めたら、座っている元気な人が
故意に止めたのと同じで責任があるよ