台湾の旧正月で最も頭を悩ませるのが、紅包(お年玉)。
紅包にも細かいルールがあるんです。
日本では、お年玉というと「大人が子供にあげるもの」ですよね。
紅包はそれに限りません。
- 働いている子供が親にあげる
- 会社の上司が部下にあげる
- 近所の人やマンションの警備員にあげる
など、お世話になっている人にあげるんですよ。
それでは紅包にどんなルールがあるのか見てみましょう。
目次(タップで飛べます)
台湾の紅包のルール7つ
1.包む金額
まずはここに悩むんですよね。
下の表にまとめました。
相手 | 推奨金額 |
---|---|
1.両親や祖父母 | 3600元~。6000元以上なら親孝行。 |
2.自分の子供 | 1000元 or 2000元。 |
3.友人・後輩・近所の人など | 200元~。600元、800元でも可。 |
1・2・3の枠内ではそれぞれ金額を同じにするのがマナーだそうです。
2.ピン札を包む
おめでたい新年に汚いボロボロの紙幣では、気持ちよく新年を迎えられませんよね。
ピン札を包みましょう。
3.厚みがあれば失礼にあたらない
社会に出たばかりの人も、働いていれば紅包を包むのがルール。
紅包を分厚くして、ごまかしましょう。
例えば、1000元包むときに100元札10枚にするなど。
100元札は赤色をしているので、縁起が良い印象になります。
4.偶数の金額を包む
中華圏では偶数が縁起が良いとされています。
「6」は六六大順(物事がすべて上手くいく)、「8」は「發」と発音が似ているので好まれます。
ただし、「4」は避けましょう。
「死」と発音が似ていて縁起が悪いからです。
5.新しい紅包袋を使う
紅包袋に干支や年度が書かれておらず、破損や汚れもなければ、使い回しでもOK。
6.縁起の良い言葉を紅包袋に書く
紅包袋には「恭喜發財」など縁起の良い言葉を添えて。
7.お金の替わりに宝くじでもOK?!
「本当にお金がない・・・」という時もありますよね。
そんな時には、宝くじを紅包袋に入れてもOKらしい。
いくら包むかで悩まなくていいし、チャリティにもなります。
まとめ
外国人が日本の冠婚葬祭の習慣を理解するのが難しいように、日本人が外国の冠婚葬祭の習慣を理解するのは難しいですね。
紅包にいくら包めばいいのか迷ったら、信頼できる台湾人に相談したほうが無難です。
参照元:發紅包很頭痛? 上班族必看的7大攻略
台湾の春節について知りたい?
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