春節(旧正月)の時に、玄関や家の中に貼る正月飾りを「春聯」(チュンリエン)と言います。
この春聯にも、貼る時のルールがあります。
この記事では、「春聯を貼る時に気を付けるべき8つのルール」を紹介します。
- 貼る枚数
- 貼る時間
- 〇〇の時は貼ってはいけない
など、様々なルールがありますよ~。
春聯を貼る時に気を付ける事
1.上の句と下の句を間違えて貼ってはいけない
春聯というのは、「横向き1つ・縦向き2つ」がワンセット。
そして、縦向き2つは、上の句と下の句に分かれています。
- 最後の文字が三声または四声:上の句
- 最後の文字が一声または二声:下の句
だそうです。
2.玄関のドアに「春」だけを貼ってはいけない
玄関のドア部分には、「春」だけではなく、「福」(逆さまにせずに)や「招財進寶」等も貼りましょう。
古代では「春を売り買いするところ」が目印として玄関に「春」だけを貼っていたそうです。
ですから「春」だけを貼ってはいけないのです。
3.玄関のドアは「倒福」にしてはいけない
「”倒”と”到”が同じ発音のため、”福”の春聯を倒置して貼り、福到来を願う」というのは有名な話ですね。
しかし、玄関のドア部分には貼ってはいけません。
なぜなら、家の運気が全て逆さま、「倒光光」(すっからかん)という意味になってしまうため。
「財」も同様、玄関のドアに貼ってはいけません。
窓や部屋の扉に逆さまに貼りましょう。
4.奇数枚を貼る
春聯を貼る際には、奇数枚を貼りましょう。
1・3・5など奇数が縁起の良い数字です。
ちなみに、その一か所で奇数枚であれば良いそうで、家全体の春聯の数ではないそうです。
5.大晦日の午前中に貼る
「旧暦大晦日の朝6時から正午12時までの間」が良いそうです。
この時間が最も陽の気が強いとか。
旧暦の12月24日から大晦日まで、大掃除をします。
大掃除が終わったら、春聯を貼りましょう。
6.古い春聯は破り捨てよう
古い春聯を剥がしたら、それを破りましょう。
そして新しい春聯を。
古い春聯の上に新しい春聯を貼ってはいけません。
新しく入ってくる運を逃してしまいます。
7.不吉な字を入れてはいけない
春聯に「滅」「絕」「死」「亡」などの不吉な字を使ってはいけません。
同じ音の字も使わない方が賢明。
8.喪中の時は貼ってはいけない
喪中の時には春聯を貼ってはいけません。
春聯とは、正月飾りのおめでたいものです。
日本で喪中の時に年賀状を出さないのと一緒ね。
まとめ
春聯を飾りたいと思っている方は、こういうところに気を付けて飾ってみてください。
より良い運気が訪れると思います。
参照元:貼春聯「8大禁忌」!大門別貼「倒福」、單數才吉利…以免招晦氣衰整年
コメントをどうぞ