どんな団体客も余裕で入れる大型レストラン!
が、サービスはとっても細やか!
高雄の客家料理店「美濃客家菜」(大中店)で客家料理を頂きました。
客家料理と言えばココ!と言えるほどの老舗。
旅行会社が企画する団体ツアーでも、よく利用されています。
「団体ツアーの途中で回るレストランのコース料理」と聞くと、あまり期待できないと思う方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、見た目も味も工夫が凝らされた料理に加え、行き届いた細やかなサービスを提供するこのお店は、きっとあなたを満足させてくれるでしょう。
加えて、個人的にお勧めしたいのは、豊富なお土産!
漬物や梅粉など、他ではなかなか買えないものが揃っています。
それでは、レストラン「美濃客家菜」について、詳しく紹介します。
美濃客家菜への行き方
台湾高鐵(新幹線)新左營駅または高雄MRT赤線左營駅から、徒歩9分。
客家料理の基礎知識
さて、お店の情報の前に、客家料理の特長について簡単に説明します。
客家料理とは、客家民族の料理の事です。
元々、中国北方に住んでいた、自分の国を持たない民族。
時には迫害されながら、各地へと移住を繰り返していた。
常に移動を繰り返していたため、彼らの多くは土地を持てなかった。
そのため、土地を必要としない商売を生業にする事で生活していた。
移動する民族のため、「中国のユダヤ人」と言われることもあります。
商売上手なところも、ユダヤ人に似ているかも知れませんね。
- 動物の内臓などもおいしく頂く
- 乾燥や発酵を上手に利用し、長期保存を可能にする
移動が多かった彼らは、移住後の新天地でもすぐに生活を始められるように、
- どんな物でも工夫して食べること
- 保存食を活用すること
を、自らの生活の経験から生み出しました。
これが客家料理の特徴となっています。
美濃客家菜で客家料理を頂きました
前菜
「美濃野蓮」という野菜は、水蓮とも呼ばれています。
日本では絶対食べられないので、必食の野菜です!
シャッキシャキで最高においしい!
美濃野蓮は、大人の胸まで浸かる池の中で育てる変わった野菜。
収穫時には2mを超えるほど長く長く成長します。
実は日本のタケノコと台湾のタケノコは、品種が違います。
日本は春先にだけ食べられる孟宗竹ですが、台湾では冬以外なら採れる「麻竹」という竹を食べています。
麻竹はよくメンマの製造に使われる竹で、エグみが少なく、たくさん食べても胸やけを起こしません。
メイン
メインは大きな「刮包」がオススメです。
店員さんが一つ包んで食べ方を教えてくれます。
大きな豚の角煮は絶妙な甘じょっぱさで、口に含んだ瞬間トロけていきます。
ホカホカの饅頭の皮に、ピーナツの粉、漬物、角煮、タケノコ、ネギなどを挟んで頂きます。
甘じょっぱくて最高に美味しいです。
スープ
「福菜」という漬物を使ったスープも美味しいです。
一緒に煮込んだ漬物の優しい塩味が、鶏から出る出汁と油を引き立てて、シンプルなのに滋味深い!
これは特に客家らしい料理なので、是非食べてみてくださいね。
お土産品も要チェック
先ほどの福菜の漬物、店内のお土産コーナーでも販売されています!
漬物の種類はキャベツとカラシナ(福菜)の2種類。
1ヶ月ほどの時間をかけて、じっくりと発酵・熟成されるそうです。
野菜ですが、漬物なので日本へ持ち帰りOK!
個人的には、先ほど紹介した瓶詰の「福菜」と、↑の画像中央の「梅粉」がオススメ。
このお店でしか手に入らないお土産も多いので、他と被らないお土産が欲しい人には超お勧めです。
まとめ
高雄で客家料理を食べたいなら、美濃客家菜へ。
以上、食事も土産もサービスも充実の美濃客家菜でした!
住所 | 高雄市左營區華夏路1062號 |
TEL | 07-343-1100 |
営業時間 | 11:00-14:00、17:00-21:00 |
公式HP | https://www.facebook.com/mnhakka/ |
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